毎年、5月と9月は駐車禁止の取り締まりが強化されます。
軽バンを相棒とする軽配送ドライバーにとって駐車禁止は絶対に避けたい違反ですよね。今回は駐車禁止に関する基礎知識や違反したときのデメリットについてご案内いたします。

「駐禁」についておさらいしよう

・駐車禁止とは
駐車禁止違反とは名前の通り、駐車禁止の場所に車両を駐車する違反行為のことです。
緊急車両の通行を妨げるほか、事故などのトラブルを防ぐために駐車が禁止になっています。違反すると厳しい罰則の対象になります。

なお、駐車禁止違反には「駐停車違反」と「放置駐車違反」の二種類があります。

・駐停車禁止との違い
駐車は、道路交通法第二条一項18号によって「車両等が客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由により継続的に停止すること」と定義されています。
5分以内の荷物の積み下ろしであれば駐車には該当しませんが、5分を超えて車両を停止させた場合は駐車違反となります。

一方、駐停車は停車時間や理由を問わず、「一時的なものを含め一切の駐車・停車を禁止」になります。たとえ車両のすぐ隣に立っている場合や、人を降ろしただけの場合であっても駐停車違反に該当します。

・標識の有無に限らず駐車してはいけない場所がある
駐車禁止の標識がなくても、道路交通法により駐車禁止と決められている場合があります。下記の場所では駐車禁止になっているので配送の際は気を付けましょう。

①交差点、横断歩道
②自転車通行帯
③トンネル内
④坂の頂上、勾配のきつい坂
⑤踏切の10m以内
⑥運行時間中のバス停から10m以内
⑦交差点、路上のカーブから5m以内
⑧駐車場やクルマの出入り口から3m以内
⑨道路工事の現場から5m以内
⑩火災報知器から1m以内
⑪防火水槽や消防器具置き場、それらの出入り口を含め5m以内

・駐車する際の注意点
たとえ駐車禁止の場所でない場合も、車両右側に3.5m以上の幅を開けられない場合は、緊急車両の通過を妨げるため駐車禁止になります。
また、路側帯の有無によって駐車方法が異なります。

【路側帯が白線の場合】
道路の左端から0.75m以上幅をもって駐車すること。

【駐停車禁止路側帯および歩行者用路側帯の場合】
車道の左に寄せて駐車すること。

駐車違反の罰則と軽配送ドライバーにとってのデメリット


・駐車違反の罰則
軽配送に使う軽バンは、軽自動車の区分になります。
しかし駐車違反の罰則では普通自動車と同じ分類になります。
普通自動車および軽自動車の場合、駐停車禁止場所の駐車では反則金12,000円、駐車禁止場所の駐車では10,000円になります。※状況などにより金額は変動します。

なお車両の区分に限らず、駐停車禁止場所の駐車違反は違反点数が2点、駐車禁止場所の駐車違反は1点になります。

・軽配送ドライバーが駐禁をしたときのデメリット
<違反金をとられる>
軽配送では配送の数をこなして稼ぐ方が多いと思います。違反金は高いと20,000円近くすることもあるので、せっかく頑張って働いた分がマイナスになってしまいます。

<運転免許の減点>
駐禁は1~3点の減点がされます。回数を重ねると免停にもなりかねません。
実際に駐禁が原因で免停になった軽配送ドライバーは多くいます。

<自動車保険の割引が受けられなくなる>
免許に減点があるとゴールド免許ではなくなるので、ゴールド免許割引が使えなくなります。

駐禁ステッカーを貼られたときの対処法

もし駐禁ステッカーを車両に貼られてしまった場合の対処法を3つご紹介します。

・配達中に駐禁がとられてしまうことがある
たとえ5分以内に戻っても駐禁を切られた軽配送ドライバーは多くいます。
対策として、配達中と書かれた紙などをフロントガラスに置くという方法があります。ただし免責事項に軽貨物運送業の仕事が含まれていないので、何もしていないよりは良いという程度です。
駐禁は警察官や監視員の裁量によるところが大きい場合もあるので、運が良ければ切られない可能性も…ということです。

・駐禁ステッカーを貼られてもすぐに出頭しない
駐禁ステッカーを見ると反射的に「すぐ警察に行こう」と考える方もおられると思います。
しかし、警察に出頭すると違反切符が切られて減点されてしまいます。また、放置違反金ではなく反則金の納付書を渡されてしまいます。点数を引かれたくない場合はすぐ出頭せず、放置違反金の納付書が送られるのを待ちましょう。

・弁明通知書を提出する
やむを得ない事情で停車していた場合は、弁明通知書を提出することで考慮してもらえることがあります。一般的に対象となるのは、地震などの災害があった、盗難被害、警察官や監視員側のミスで違反になったなどが挙げられます。
トイレに行きたくなった、電話がかかってきたなどは対象外になります。

まとめ

軽配送ドライバーにとって、軽バンはライフラインです。何度も違反を繰り返して免停になってしまうと仕事ができなくなってしまいます。
たとえ急いでいるときでも駐車違反をしないよう意識しましょう。

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