軽貨物運送業を始めるには、まず業務で使用する車が必要です。

ただし、条件を満たした車以外は使用できないため、注意しましょう。

今回は、軽貨物運送業で使用する車についてご紹介します。

軽貨物運送業で使用する車とは

用途

軽貨物運送業では、車検証の用途に「貨物」と記載される軽貨物車を使用します。

同じ軽自動車でも、軽貨物車と用途が「乗用」の軽乗用車を一目で見分ける方法はナンバープレートです。

軽貨物車はナンバープレートの分類番号(地名の横に記載された数字)が「5」から始まる一方、軽乗用車には「4」から始まる番号が振り分けられています。

また、軽貨物運送業で使用する軽貨物車には、「黒ナンバー」と呼ばれる黒色のナンバープレートを取り付けます。

車種

軽貨物車にも、用途に合わせてさまざまな種類があります。

軽バン

荷物の積み下ろしがしやすく、幅広いシーンで活躍します。

軽貨物運送業界のドライバーに最も重宝されています。

軽トラック

荷台に屋根がないことから、高さのある荷物も積載できます。

ただし、天候による影響を受けやすい点に注意が必要です。

幌車

軽トラックの荷台をシートで覆ったタイプで、多少の雨風なら防げます。

軽バンでは運搬しにくい荷物も積載できるものの、食料品などの配送には向きません。

箱車

名前の通り、箱型の荷台を備えています。天候による影響のほか、荷物の落下や防止も防げますが、開口部は後部のみです。

冷蔵・冷凍車

箱車に冷蔵・冷凍機能を備えたタイプで、食料品や医薬品の配送に活用されています。1台あると、仕事の幅が広がるでしょう。

積載量

軽貨物車の最大積載量は350kgと定められています。

最大積載量は、車両総重量から車両重量と乗車人数(1人あたり55kg)の合計を差し引いて計算します。

軽貨物運送業には軽バンがおすすめ

軽バンの魅力

先述の通り、軽バンは多くのドライバーに選ばれています。

車体がコンパクトで運転しやすいうえに、荷室スペースが広く設計されており、効率よく配送業務を行えるためです。

さらに燃費もよく、維持費を抑えられるメリットもあります。

軽バンを選ぶポイント

軽バンを選ぶ際にチェックしておきたいのは、視界の広さと荷室スペースです。

軽バンはどれも高さがあるため、視界を広く確保できるものの、人によっては見え方が異なります。

そのため、実際に運転席へ座って確認しましょう。

また、大きい荷物を積載することも想定し、荷室スペースの長さ、幅、高さの寸法を確認しておくこともポイントです。

自分に合った方法で車を準備しよう

新車もしくは中古車を購入する方法と、カーリースを利用する方法の3通りから、自分に合った方法を選択しましょう。

新車を購入する

新車を購入するメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット

・燃費がよい

・長持ちする

・仕事に対する意欲を高められる

デメリット

・初期費用や車両価格が高い

中古車を購入する

中古車を購入するメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット

・新車よりも初期費用や車両価格が安い

・保険料を抑えられる

デメリット

・こまめなメンテナンスが必要

リースを利用する

カーリースを利用するメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット

・初期費用が不要

・毎月定額で利用できる

・黒ナンバーを取得する手間が省ける

デメリット

・中途解約が不可

SKSでは、軽貨物運送業を開業されたばかりのドライバーに向けて、軽バンのカーリースサービスを行なっております。

中古車をメインに扱っており、ご要望に合わせてプランをお選びいただけます。

初期費用を抑えたい方だけでなく、サポート体制の整ったカーリースをご希望の方は、ぜひSKSまでお気軽にお問い合わせください。

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