車を維持していくには、さまざまな費用が発生します。

車種によっても差があるため、予想以上の出費に困らないよう、事前に把握しておきましょう。

今回は、維持費の内訳や目安と、維持費を抑えるポイントをご紹介します。

乗用車は大きく3種類に分けられる

乗用車は、「軽自動車」「小型自動車」「普通自動車」の3種類です。

軽自動車

乗用車の中で最も車体が小さく、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下、排気量660cc以下の車を指します。

他の車に比べて小回りが利くほか、燃費のよさ、維持費の安さもメリットです。

ただし、大人数で移動したり長距離を走行したりする場合には向きません。

小型自動車

車体は軽自動車と普通自動車の中間に当たる大きさで、「コンパクトカー」と呼ばれています。

具体的には、全長47m以下、全幅1.7m以下、全高2.0m以下、排気量660cc以上2,000cc以下の車です。

メリットは軽自動車と同じく、小回りが利くことと燃費がよいことが挙げられます。

軽自動車よりパワーは上回るものの、普通自動車よりは劣るため、長距離の走行にはあまり向かないでしょう。

普通自動車

全長4.7m以上、全幅1.7m以上、全高2.0m以上、排気量2,000cc以上の車を指します。

乗用車の中で最も車体が大きいため、大人数でも移動できるほか、荷物を積むスペースも十分です。

また、乗り心地もよいことから長距離の走行にも向きますが、維持費の負担は軽自動車やコンパクトカーより大きくなります。

車の維持費とは?内訳と目安

維持費の内訳

一般的に車の維持費には、「税金」「保険料」「メンテナンス費用」に加えて、「ガソリン代」「駐車場代」「高速料金」など走行に必要な費用が含まれます。

税金

継続的に発生するのは、毎年4月1日時点で車を保有している場合に課税される「自動車税」と、車検時に支払う「自動車重量税」の2種類です。

自動車税は排気量に応じて発生し、大きくなるほど高くなります。

なお、軽自動車の場合は「軽自動車税」と呼ばれます。

一方、自動車重量税は重量に応じて発生し、0.5t増えるごとに高くなる仕組みです。

車検を受ける際に有効期間分を支払います。

保険料

車の保険は、加入が義務付けられている「自賠責保険」と「任意保険」の2種類です。

自賠責保険は車種によって料金が定められており、車検を受ける際に支払います。

一方、任意保険は車種や年齢、補償内容などにより料金が異なります。

メンテナンス費用

車検費用のほか、消耗品の交換費用や修理費用も含まれます。

車検は新車を購入してから3年後、以降は2年ごとに受ける必要があります。

ガソリン代/駐車場代/高速料金

日常的に発生する維持費です。

燃費性能や走行距離、車の利用目的、地域などによって大きな差が出ます。

維持費の目安は?

上記の項目をすべて含めると、軽自動車の維持費は年間45万円前後、コンパクトカーの場合は55万円前後が目安です。

軽自動車とコンパクトカーでも約10万円の差があり、排気量や重量が増えるとより大きく差は開きます。

そのため、車の利用目的に適した車種を選びましょう。

※個人差の大きい項目も含まれるため、あくまでも一例です。

※なお、初年度の維持費を想定しています。

車の維持費を抑えるポイント

車の維持費を抑えるには

先述の通り、最も維持費の安い軽自動車がおすすめです。

燃費性能も年々向上しているため、燃費のよい車種を選ぶと、より維持費を抑えられます。

さらに一定の基準を満たした車種は、税金の負担が軽減される点もメリットです。

また、任意保険の補償内容を見直したり、こまめにメンテナンスしたりすることで、維持費の削減につながります。

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管理の負担も軽減できるので、社用車を導入する際はぜひSKSまでご相談ください。

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