車は走行しているだけで、知らないうちに傷ができてしまうこともあります。

傷の修理は自分でも行えるため、気付いたタイミングで修理をしましょう。

今回は車の傷を自分で修理する方法について、カーリースの車に傷ができた場合の対処法と併せてご紹介します。

傷の修理を業者へ依頼した場合の費用

車の傷にはどんなものがある?

<線傷>

最も目にする傷ではないでしょうか。

走行中に小さな石や砂など硬いものが車に当たることで付きます。

また、買いものをした袋や鞄などが原因で付くこともあるため要注意です。

傷を触ったときに凹凸がある場合は修理しましょう。

<擦り傷>

曲がり角や駐車するときなど壁に車が擦れて付く傷です。

小さく細かい傷が広範囲に付きます。修理が必要です。

<引っかき傷>

屋外の駐車場を利用している場合、鳥や猫など動物が車に触れることにより付く傷です。

線傷と同じく、傷を触ったときに凸凹がある場合は修理しましょう。

<へこみ傷>

ガードレールや壁に車を当てたときなどに付くへこみ傷です。

走行中に大きい石が当たって付くこともあります。

修理が必要です。

<ガリ傷>

ガードポールのような硬いものに勢いよく車を当てたときなどに付く傷です。

傷が深いので、修理の必要があります。

修理を業者へ依頼した場合の費用

依頼する業者によって差はあるものの傷の修理だけであれば、費用は数千〜数万円が相場です。

鉄やガラス部分に傷が付いている場合は、早めに修理を依頼しましょう。

放置すると修理範囲が広くなり、費用も高くなる可能性があります。

また、へこみ傷を修理する場合は、へこみの状態や求める仕上がりによって費用が左右されます。

重要なのは傷に合わせた方法を選ぶこと

浅い傷を修理する方法

線傷や引っかき傷など浅い傷は、傷消し用コンパウンド、微粒子コンパウンド、新しいクロス2枚(やわらかいスポンジでも可)の3点で手軽に修理が可能です。

1.まずは傷の周りをよく洗い流し、きれいにしましょう。

丁寧な下地処理がよい仕上がりにつながります。

2.傷消し用コンパウンドを新しいクロスにとり、傷周りを研磨します。

力加減を調整しながら行いましょう。

ムラが出ないよう直線的に削り、傷が目立たなくなればOKです。

3.傷消し用コンパウンドを拭き取り、最後は微粒子コンパウンドで仕上げます。

もう1枚の新しいクロスを使用し、傷消し用コンパウンドと混ざらないように注意してください。

深い傷を修理する方法

擦り傷やガリ傷など深い傷の修理は、浅い傷に比べて難易度が高いため、慎重に行いましょう。

修理に必要な道具は、シリコンオフ、タッチアップペン、マスキングテープ、耐水ペーパー3種類(目の粗いものと細かいもの、微細のもの)、仕上げ用コンパウンド、液体コンパウンド、新しいクロスの7点です。

1.傷が深い場合、中に砂や泥が入っていることもあるため、まずは傷や傷の周りまでよく洗い流します。

きれいにしたら、シリコンオフを使用して丁寧に下地処理を済ませましょう。

2.傷の周りをマスキングテープで保護し、タッチアップペンで傷を修理します。

仕上がりをよくするには、薄く塗り重ねることがポイントです。

ただし、乾く前に塗り重ねないように注意してください。

また、マスキングテープはゆっくり剥がしましょう。

3.タッチアップペンを使用した箇所の周りをマスキングテープで保護します。

傷以外を削ってしまわないよう、テープを貼り重ねて段差をつくりましょう。

目の粗い耐水ペーパーを水に濡らし、タッチアップペンを使用した箇所を研磨します。

表面が滑らかになったら目の細かい耐水ペーパーと交換し、マスキングテープを剥がしながら塗装を馴染ませましょう。

4.きれいに馴染んだら、液体コンパウンドで磨きます。

最後は仕上げ用コンパウンドを使用し、新しいクロスで拭き上げましょう。

大きい傷、深い傷は業者へ任せよう

大きいへこみ傷や、塗装の下地が見えるほど深い傷の修理は、業者への依頼をおすすめします。

自分で無理に修理すると逆効果になることもあるため、まずは業者へ相談してみましょう。

カーリースの車に傷ができたらどうする?

カーリースの仕組みをおさらい

そもそもカーリースとは、毎月定額でリース会社の所有する車に乗れるサービスです。

使用するうえでのルールは設けられているものの、自家用車とほぼ同じように乗れる大きなメリットがあります。

ただし、車の所有者はあくまでもリース会社であることに注意が必要です。

リース車は自己判断で修理しないこと

車を使用する中で傷が付いてしまうのは避けられないですよね。

しかし、先ほどもお伝えしたように、リース車の所有者はリース会社です。

そのため、もしリース車に傷が付いた場合は必ず報告しておくと、トラブルを防ぐことにもつながります。

また、リース車は自己判断で修理せず、リース会社へ確認したうえで対処しましょう。

リース会社によってさまざまなルールが設けられているため、勝手に修理すると契約違反と判断されてしまう可能性もあります。

 

SKSのカーリースサービスは、お客様に寄り添ったサービスをご提供できるよう日々努めております。

お困りのことがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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