運送業というと、大きなトラックをイメージする方が多いかもしれませんが、「軽貨物運送」という軽自動車を使った運送業もあります。

軽貨物運送がどんなものか分からないという方にもお分かりいただけるよう、今回は軽貨物運送を始めるにあたり必要な手続きなどをご紹介いたします。

軽貨物運送には『黒ナンバー』車が必要!

皆さんも街中で『黒ナンバー』車をご覧になったことがあると思います。

黒ナンバー車とは軽貨物運送用の軽自動車で、大型のトラックよりも小回りがききやすいため、主に住宅地の配送車として活躍しています。

通常、軽自動車のナンバープレートは黄色の下地に黒い数字が刻印されていますが、軽貨物運送用の軽自動車には配送業車を証明する黒い下地に黄色い数字のナンバープレート、通称『黒ナンバー』が取り付けられています。

『黒ナンバー』の取得に必要な手続き

黒ナンバーの取得の流れは「事業用自動車等連絡書」「車検証のコピー(または車台番号の分かる書面)」など必要な書類一式を「軽自動車検査協会」に提出し、手続き後に黒ナンバーを受け取り軽自動車に取り付けてもらえばOKです。黒ナンバーの取得は早ければ最短1日で完了します。

黒ナンバー取得に必須の要件

黒ナンバーの取得は軽貨物運送業者としていくつかの要件を満たす必要があります。

①営業所・休憩・睡眠施設の確保

②車両が軽自動車1台以上で車検証上の用途が「貨物」となっている軽自動車のみ

③営業所から半径2km以内に車庫の用意があること

④運賃や料金が明確に示されていること

⑤運行管理体制が適切に整備されていること

⑥自賠責保険や任意保険に加入し、損害賠償能力を認められること

1つでも要件を満たせていないと、軽貨物運送業を始めることができません。

黒ナンバーの取得以外にも必要な手続きがある

軽貨物運送業の開業で必要な手続き

軽貨物運送を始めるには、黒ナンバーの取得のほかに開業届の提出も必要です。

運輸支局に提出した必要書類に不備がなければ「事業用自動車等連絡書」が発行されます。

事業用自動車等連絡書とは、運輸支局が認めた事業者に発行される書類です。

事業用自動車等連絡書がなければ黒ナンバーを取得することができないため、先に運輸支局で事業用自動車等連絡書を発行してもらったのち、軽自動車検査協会に出向いて黒ナンバーを取得するのが一般的な流れです。

運輸支局と軽自動車検査協会は併設されていることが多いですが、地域によっては離れた場所にあるので前もって場所を調べておくことをおすすめします。

開業手続きに必要な書類

軽貨物運送の開業手続きにあたり、前もって揃えておきたい書類は以下の通りです。

必要な書類

①貨物軽自動車運送業経営届書(提出用と控えの2枚)

②運賃料金設定届出書(提出用と控えの2枚)

③事業用自動車等連絡書(2枚)

④車検証のコピー(新車の場合は車台番号が分かるもの)
車台番号を確認する方法は、車検証を確認もしくは番号が打刻されている場所を見ることで簡単に知ることができます。

印鑑も必要なので忘れず持参しましょう。

地域によって提出書類が異なる場合があります。

書類に不備があると再提出になりますので、分からないときは事前に所轄の運輸支局に問い合わせておくと再提出を避けることができます。

軽貨物運送を始めるならカーリースがお得

自家用の軽自動車を軽貨物運送用として使用する場合、車両登録の変更や自動車保険の再加入など手続きに手間や時間がかかります。

プライベートでも使用しづらくなるので、カーリースで軽貨物運送用の自動車を入手するのがおすすめです。

カーリースのメリットとデメリット、SKSの便利なサービスをご紹介いたします。

カーリースのメリット

軽貨物運送用の自動車をカーリースすればこんなメリットがあります。

①毎月の支払が明確なので、ライフスタイルや将来設計に合わせて利用しやすい

②料金にはメンテナンス費用も含まれているので、燃料代と自動車保険に必要なお金を別に用意するだけで、カーリースを利用できる

③頭金が不要なので、まとまったお金を用意しなくてもよい

④レンタカー特有の【わ】ナンバーでななく、普通の車なので希望するナンバーを取得することも可能

⑤車種も幅広いメーカー、グレード、色から選ぶことができる

月々に支払う金額が決まっているので、無理なく利用することができるのはカーリース最大の特徴といえるでしょう。

カーリースのデメリット

カーリースのデメリットとしてよく挙げられるのは、以下の3点です。

①距離制限が設定されている。もし制限を超えた距離を走行した場合、超過料金の支払いや違約金が発生する

②車両の改造はできない

③大きな事故を起こしたり、走行に問題がない傷や凹みを放置しておくと、多額の修理料金が必要になるほか、契約解除の可能性もある

距離制限は必ず自分の走行距離に応じて契約し、任意保険に入ることで事故が発生した場合の自己負担を減らすことができます。

SKSのサービス

SKSではフリーランスの軽貨物運送業の方に安心してご利用いただける様々なサービスをご用意しております。

  • 急なトラブルで自動車が使えなくなった場合も、代車を用意しているのでお仕事を休む必要がありません。
  • 多数の自動車保険をご用意しているので、最適な補償をご提案いたします。
  • 駐車場の確保が難しい方には駐車場探しをお手伝いさせていただきます。

SKSでは万一の場合に備えて、事故対応の代行やロードサービスにも対応しております。

軽貨物運送業をカーリースで始めたいと考えている方は是非SKSまでご相談ください。

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